先週末、空き時間を利用して東京都現代美術館で開催中の「特撮博物館」へ行ってきました。
尺単位で製作された模型はおおよそ1/15でしょうか? 素晴らしい!
長年模型製作をしていると、他人の作品を見ているだけで制作者がどんな気持ちで製作しているのか、制作時の思いが伝わってきます。
一瞬しかフィルムに映らないから。。と言う意識は全く無く、その一瞬が本物と錯覚させるために製作しているのでしょう。
特注で外注しているのだろうと予想していた瓦屋根は、1つ1つ型取りしてキャストで製作していることが分かりました。
つなぎ目の処理がとても丁寧。
レーザーカッターで切り出したパーツも至る所にありました。
私なら簡略してしまいそうな工程も2倍にして、より精密に作っていました。恐れ入りました。
バイクはプラモデル?のようですが、自転車はレーザーカッターで作っているようです。
紙を何枚も貼り合わせて立体表現しているようで、とても情熱的
今回はとても勉強になりました。
特撮の美術制作スタッフの情熱、技術の高さには脱帽です。
1つミニチュアを作るのに、10人いたら10人とも違う作り方をするのでしょう、様々な製作方法、応用知識を使って大きな作品に仕上がっているように感じました。
建築模型と特撮模型はプレゼンテーションの仕方は違いますが、お客様に感動をお伝えするという意味では同じです。
ココまで仕上げる美術制作スタッフの情熱を、私も、これからの模型製作に生かしたい、そんな思いで一杯にしてくれる展示会でした。
開催は今月8日までですが、お近く来たら是非お薦めですよ。
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