建築模型のご依頼の多くはロフトの表現無しが多いですが、中にはロフトのデザインが重要なものもあります。
その場合、ロフトも制作しますが、たとえば2階の上にロフトがある場合、3階部分として分解模型を作るのではなく、2階の中にロフトが乗っかっているものとして制作します。
写真は、2階の上に乗っているロフトを外したところです。
ロフトの下にある部屋が見えてきました。
ここで問題なのは精細に作ったロフトに上がるハシゴですが、しっかり固定すると、何かが当たっただけで壊れてしまいます。
そこで、ロフトとハシゴの接点に、透明塩ビでヒンジを作り、ハシゴが上下に動くようにします。
そうすることでロフトをテーブルにおいても荷重がハシゴにかからずに破損を防止できます。
写真では分かりづらいですが、ハシゴを傾斜させるためにロフトの床下から透明アクリル板でハシゴを押し出しています。
分解模型は、お客様の手が模型に触れる機会が多いので、多少の美を損ねても耐久性を持たせる工夫も必要かと思います。
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